PET CT MRI がん検診 岡山画像診断センター

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“CT”って何?

CTとは「エックス線」という特別な光線を使って、いろんな物の断面を写真にする機械のことです。ここで、エックス線とは?と思うことでしょう。例えば、光を出すかいちゅう電灯を想像してください。かいちゅう電灯は暗がりの中でスイッチを入れると明るい光線となって見えますよね。しかし光をさえぎるように手をかざすと、光線はその先まで届きません。エックス線はかいちゅう電灯と同じような光線ですが、目に見えないし、手をかざしても通りぬけていきます。CTは、この“物を通りぬける”という能力を利用して写真を作っています。
ではどのように利用しているのでしょうか。“エックス線は物を通りぬける”といっても、物のあつさ・かたさ・せいしつなどによって、通りぬけて出てくるエックス線の量が異なります。本1冊と100冊を比べると、1冊の方がエックス線がたくさん通りぬけます。CTは通りぬけて出てくるエックス線の量の違いで物を見分けています。より通りぬける物は黒く、なかなか通りぬけない物は白く見せてくれます。とった写真は白黒の写真になります。
CTはドーナツ型の機械で、とりたい物をその真ん中に置き、360°方向からエックス線をあてて撮影します(かいちゅう電灯をつけたままグルっと1周させる感じかな)。できあがった写真は物をわぎりにしたような写真になります。
CT