医療法人 岡山画像診断センター Okayama Diagnostic Imaging Center

086-235-2511 86-234-5633

PET(PositronEmissionTomography:陽電子放出断層撮影)

PET/CT検査とがんの検出
FDG-PETでは、ブドウ糖が体内のどこでどのくらい消費されているかを調べることができます。ブドウ糖を画像化するために、陽電子という放射線を出す物質を含んだブドウ糖を注射し、そこから出る放射線をPET装置で検出します。 病気を診断する検査法で、生体機能の「はたらき」を画像化します。CTは、身体の外からX線をあてて通り抜けたX線を測定し、X線の影、すなわち「かたち」を画像化する検査です。病変の機能をみるPET検査と同時に、形態をみるCT検査を行い、これらを合わせることで、より正確に診断をすることができます。

PET/CT検査とがんの検出

PET/CT検査とがんの検出
がん細胞はエネルギー源として正常細胞より多くのブドウ糖を必要とします。このため、ブドウ糖の代謝を診断できるくすりを注射すると、がんの病変にたくさん集まります。集まったところから出る放射線をPET装置で検出することにより、がんの病変を画像で診断することができます。 がんのPET検査は、病変が悪性か良性か、転移がないかどうか、治療後の再発がないかどうか、病変が治療に反応しているかどうかを調べることができ、治療法や治療範囲を決めるのに大変役に立ちます。また、一度に広い範囲を検査しますから、予想外の病変を見つけることもできます。

PET/CT検査前日・当日の注意事項

PET/CT検査前日・当日の注意事項
  • 検査開始6時間前からの絶食となります
  • 絶食中は糖分を含む食品(飲料水・アメなど)は厳禁です
  • 検査前日の激しい運動は控えてください
PET/CT検査で使うくすりは、身体の中でブドウ糖とほぼ同じ代謝をします。このため、体内にブドウ糖がたくさんある状態では、競合してがんの病変にくすりが集まりにくくなります。また、激しい運動をすると筋肉にブドウ糖が使われ、やはりがんの病変にくすりが集まりにくくなります。このように、食事や運動の制限は正確な診断のために絶対必要ですから、必ず守っていただくようお願いいたします。
ページトップへ