CT検査について
X線を照射し、体を透過したX線からコンピュータ処理により体の断面像を得る検査です。
最近のCT装置はより高性能になり、1回転でたくさんの画像を撮ることができることから、短い息止め時間で検査を行うことができ、さらには数ミリ単位の小さな病変も発見することができます。
また造影剤を使うことで、頭部や腹部の血管の描出や腫瘍の評価はもちろんのこと、従来のCT装置では撮影することが難しかった心臓の血管や、下肢全体の血管の検査についても少量の造影剤で撮影を行うことが可能となっています。
岡山画像診断センターでは、東芝メディカルシステムズ社製「Aquilion64」を導入し、診断や治療に有用な画像を提供しております。
CT検査の有用性
現在のCT検査では0.5mmという細かなスライス厚で画像を収集しますので、従来の「輪切り」といった概念はほとんど消失し、さまざまな断面を容易に得ることができます。また、三次元画像処理ワークステーションの進歩も目覚ましく、血管や骨の三次元画像を、より正確に、より鮮明に、より視覚的にとらえやすく得ることができます。
過去のCTに比べて高いパフォーマンスを持つ64列マルチスライスCTですので、検査を受ける方にとって、より負担が少なく、より安心して検査を受けていただくことができます。
一方で、CT検査において放射線被ばくは避けて通ることはできませんが、低被ばくで高画質が得られるシステムを採用しております。
CT検査 Q&A
- 1. CT装置の大きさは?
- 画像診断センターののCT装置は、開口径72cm、奥行き95cmの筒状となっています。寝台は最低位30cmまで下がり、寝台幅は47cm、撮影範囲は最大180cmとなっています。
- 2. CT検査に行くときの服装は?
- 普段着のままでお越しください。撮影部位に金属製の金具やアクセサリー等が含まれている場合、画像に影響を与えますので金属製品を外していただくようになります。こちらで検査着を準備しておりますので、必要があれば着替えをしていただきます。
- 3. CT検査の息止め時間は?
- 撮影部位、範囲によって異なりますが、以下のようになっています。
| 撮影部位 |
頚部 |
胸部 |
腹部 |
胸部~腹部 |
胸部~骨盤 |
心臓・冠動脈 |
| 息止め時間 |
約 5秒 |
約 7秒 |
約 5秒 |
約 10秒 |
約 15秒 |
約 10秒 |
※頭部の撮影に息止めはありません。
- 4.CT検査による放射線被ばくで身体に影響はないの?
- CT検査による被ばくで、身体に影響はありません。
CT検査を行う際には、必ず、検査による有益性が被ばくによる損益を上回ることが前提とされています。さらに、撮影する際は最小限の被ばくとなるように常に努めています。通常のCT検査では、被ばくによる身体への影響はありません。
- 5. CT用造影剤は安全なくすり?
-
CT用造影剤はX線に写る作用しかありませんので、身体に直接的な作用はなく安全なくすりです。しかし、造影剤が身体にあわない方がおられます。吐気やおう吐、皮膚の異常(かゆみ、湿疹など)、くしゃみ、頭痛などの軽い副作用や、まれに呼吸困難や血圧低下、意識喪失などの重い副作用が起きることがあります。ごくまれですが、死亡例も報告されています。特に、アレルギー体質の方や、気管支喘息などの既往をお持ちの方は、副作用の危険性が高くなるといわれています。
また、造影剤のほとんどが腎臓から尿として体外へ排泄されますので、腎機能が悪い方に使うことはできません。
※当センターでは、万一の副作用に対して万全の体制を整えて検査を行っています。
- 6. 造影剤使用後に水分摂取をすすめられるのはどうして?
- 造影剤は血液と一緒に体の中をまわり、腎臓で尿として体外に出て行きます。造影剤をできるだけ早く体外に出すように水分を多くとり、尿への排泄を促します。目安としては、いつもよりコップ3杯程度多めに水分を取ってください。
- 7. 造影剤使用後の授乳は?
- 母乳中にもわずかですが造影剤が移行します。授乳中の方で造影剤検査を受けられた方は、最低でも24時間は授乳を避けるようにお願いいたします。
- 8. CT検査で他に注意することは?
- 検査部位や造影剤の使用によって、食事制限が必要な場合があります。ただし、お茶・お水は通常どおり飲んでいただいてかまいません。
また、心臓ペースメーカ・植え込み型除細動器をつけている方は不具合が生じる恐れがあるため、検査ができない場合があります。検査の際にはペースメーカ手帳をもとに確認をしますので、必ず持参してください。