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2010年12月の記事

高精度放射線治療

【 岡山大学病院放射線科 勝井邦彰先生 】
放射線治療は癌治療の三本柱の一つとして効果を上げてきました。放射線治療は1980年代までは二次元的に行われ、1990年に入り三次元に進化し、現在では三次元原体照射が標準治療となっています。さらに近年は高精度放射線治療として、臓器の位置移動を補正して治療する画像誘導放射線治療(image-guided radiation therapy:IGRT)、分布を変形させてリスク臓器への線量を低下させる強度変調放射線治療(intensity-modulated radiation therapy:IMRT)、ピンポイント治療である肺定位放射線治療が行われるようになってきています。岡山大学はこれらの治療を行えるようになり、会では概説させていただく予定です。

前立腺が日々位置移動している様子

左図:計画時の位置  右図:ある日の照射直前の位置
IGRTにおいては移動補正をして治療します。